028.佐渡の伝統風景(宿根木の街並み/たらい舟)

公式引用

 佐渡市宿根木は、佐渡島の西南部にあり、海岸段丘の入り江に形成された集落である。江戸時代以降、宿根木は西廻り航路の寄港地として繁栄し、北前船の船主や船大工が集住し、一般の港町とは様相が異なっていた。

 宿根木の住居は、かつては石置き木羽葺屋根で、全体に外観は質素であるが、内部は透明漆塗など豪華な仕上げがみられる。

到達記録(宿根木の街並み)

 平成23年05月25日、平成27年08月13日、令和06年04月26日他、何度か訪問しました。

 佐渡市宿根木(しゅくねぎ)地区は、佐渡島の最南端・小木海岸の入り江にある古い街並みが残っており、重要伝統的建造物群保存地区【佐渡市宿根木】に選ばれています。

 佐渡市宿根木地区は、北前船の西廻り航路の寄港地として発展した港町です。西廻り航路が全盛期の江戸時代後期から明治時代初期、船大工によって作られた当時の面影を色濃く残す町並みが保全されています。

 現地では、観光客用の駐車場がしっかり整備されており、まるで迷路のような路地に石屋根の木造建築や、まるで船のような形をした三角の家など印象深い地区で、公開されている民家もあります。

 宿根木地区の奥には、佐渡八十八ヶ所霊場86番札所【称光寺】があります。また近くにある佐渡国小木民俗博物館の千石船(せんごくぶね)や日本の地質百選【佐渡小木海岸】も見ておいて損はないと思います。

 未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選【佐渡の伝統風景】

公式引用

 たらい舟は、佐渡島南端の小木半島で使われている漁船の中でも珍しい船の一つである。当地区は岩礁と小規模な入江が多いことから、小型船より安定感、操作性の高い船として江戸時代に生まれたといわれている。

 現在でも採貝・採藻に数多く使用されている。地区では、たらい舟のことを「はんぎり」と呼び、これは桶を半切りにして海で使い出したことに由来している。

到達記録(たらい舟)

 平成23年05月25日、平成27年08月13日他、何度か訪問しました。

 たらい舟は、新潟県佐渡ヶ島で沿岸漁業用に使われてきた漁業文化財です。

 たらい舟の起源は諸説あるようですが、江戸時代後期から明治時代にかけて広がったようです。船では入り込めない場所でも、たらい舟であればより小回りが利いて複雑な地形でも漁を行うことができた為と言われています。

 現在でも、アワビやタコ、ワカメなどの海草採取に使われているようです。観光産業としての「たらい舟」も活発に営業しており、体験することが出来ます。

 日本の地質百選【佐渡小木海岸】に沿って何箇所かたらい舟の体験出来るスポットがあり、場所によってたらいの形が少し違いました。操作はとても難しく∞に漕ぐのがコツと教わりましたが、不器用な私は真っ直ぐ進みませんでした…。

 未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選【佐渡の伝統風景】

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