027.伝統的サケ漁と捕獲施設(コド/居繰網)

公式引用

 明治時代中期に村上市より伝わり、現在に至る伝統的漁法の一つで、川の流れを考慮し、遡上してくるサケの休息場(この仕掛けのことをコドという)を作り、入ってきたサケを鉤で引っかけるという漁法である。

 川幅も狭く、急流な山北町大川ならではの漁法となっており、地元のみならず観光客等へも話題を提供する風物詩となっている。

到達記録

 令和02年06月02日、令和02年10月14日他、何度か訪問しました。

 大川は、新潟県村上市を流れる二級河川です。

 コドが設置されるのは9月中旬から12月の間で、それ以外の時期に訪ねてもコドはありませんでした。

 令和02年10月14日の訪問の際は、コドが設置されており、漁師さんたちが活動されていました。コドが設置される場所には漁業権が設定されており、場所によって値段が違うのだとか。

 漁師さんが見事な技術で鮭を取られている場面を目にしましたが、この漁法だと鮭が傷ついてしまうので商品価値は下がるのだそう。それでも続けているのは伝統を大切にしているんですね。

 未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選【伝統的サケ漁と捕獲施設(コド)】

公式引用

 三面川は、平安時代から鮭の川として知られ、「種川の制」により世界で初めて鮭の自然ふ化増殖を成功させた。

 この三面川では伝統的な「居繰網漁」によりサケが採捕される。居繰網は三艘の川船を川の流れに乗せて菱形に広げながら使い、一艘に漁師が二人ずつ乗り、先行する一艘は網に鮭を追い、後方二艘の前方(下流側)の一人は櫂で舟を操り、後方(上流側)の漁師は水中におろしたサイ網を握り、川を上って来る鮭が網に掛かると、舷を叩き呼吸を合わせて鮭を取るという漁法のことである。

到達記録

 平成27年08月15日、令和元年08月15日、令和02年06月02日他、何度か訪問しました。

 三面川(みおもてがわ)は、新潟県村上市を流れる二級河川です。

 明治11年(西暦1878年)、世界で最初の鮭の人工孵化場を設置したことから、現地に鮭公園が整備されています。

 居繰網での漁業は10月下旬から11月下旬にかけての一ヶ月間の様子、タイミングを改めてチャレンジです。

 未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選【伝統的サケ漁と捕獲施設(居繰網)】

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