016.常陸大津の御船祭と祭事船

公式引用

 茨城県北茨城市大津町、大津漁港に古くから伝承されている木造船による御船祭は、5年に1度執行される。

 現在の形式がいつ頃から始められたのかは定かではないが、江戸時代後期といわれている。大きさ6トンほどの木造漁船に海の神様「佐波波地祇神社」の神輿を乗せ、ソロバンという木枠(浜で船を砂地、陸に引き上げる時に使うもの)100丁使用して町中を渡御する。

 曳手は漁師を中心に若連が選ばれて、両舷にぶら下がり船を揺さぶりながら曳き進む。また、水主衆と呼ばれる若衆が船上神輿のすぐ後ろに乗り、代々伝えられている祭歌を謡う。

 海上安全と大漁祈願を込めて行われる勇壮な海の祭事である。

到達記録

 平成24年10月08日、令和元年05月02日他、何度か訪問しました。

 常陸大津の御船祭(ひたちおおつのおふねまつり)は、茨城県北茨城市大津町にある佐波波地祇神社(さわわちぎじんじゃ)で5年毎05月02〜03日に行われる春の大祭です。

 海上の安全と大漁を祈願して行われるお祭りで、漁船に神輿を乗せての陸上を運行する形態は特に珍しく国の重要無形民俗文化財に指定されています。一般的な船引祭りは、船に車輪が付いていますからね。

 平成21年、26年と実施されているので令和元年05月02日、狙って訪問しました。

 ソロバンと名付けられた木材を使って実物の船を陸で運ぶ様は、迫力があり大変盛り上がります。集落一丸となった祭事であることがよくわかります。

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