089.伊万里焼土と炎のかおり

公式引用

 伊万里焼は、1675年佐賀鍋島藩の御用窯としてはじまり、朝廷や将軍家・大名への献上品として用いられた。またこの他、伊万里津から積出された肥前地区で焼かれた焼物は遠くヨーロッパまで運ばれ「伊万里」は焼物の代名詞ともなった。

 市内でも窯場が集中する大川内山は、山水画を思わせる大屏風奇岩の景観のなかにあり、窯場から立ち上る煙と土と炎は、町並風景と相まって鍋島藩窯300有余年の歴史と文化の「かおり」を感じさせてくれる。藩窯として培われた技法は、伝統工芸として現代の陶工に受け継がれ、多くの観光客を集めている。

到達記録

 平成26年12月30日他、何度か訪問しました。

 伊万里焼(いまりやき)は、佐賀県有田町発祥の肥前磁器の総称です。

 現在は、有田地区の製品を「有田焼」、伊万里地区の製品を「伊万里焼」と区別するようになりましたが、江戸時代は積出港が伊万里だったため、当時主流だった「有田焼」は、「伊万里(今利/今里)」と呼ばれ、海外でも「Imari」と呼ばれています。

 上記理由から、広義の伊万里焼は、発祥地である有田地区を中心とした肥前磁器の総称となりますが、狭義には、伊万里地区の製品のみを「伊万里焼」とします。

 伊万里地区では、無料の駐車場があり、のんびり探索できるようになっています。高級品のイメージがありますが、庶民でも買えるお土産品も多く楽しめます。残したい日本の音風景100選【伊万里の焼物の音】にも選ばれています。

 かおり風景100選【伊万里焼土と炎のかおり】

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