058.都万漁港船小屋

公式引用

 船小屋は、建築材に自然木を使った平屋建てで、1棟は門口5 m、奥行き8 m、高さは3 mである。屋根は切り妻形の杉皮葺きで、割り竹で杉皮を押さえて玉石を乗せ、スロープは昔ながらに自然の浜石をそのまま使っている。約20 棟の船小屋が海岸線に一直線に並び、都万のシンボルである高田山を背景に、漁村ならではの風景が撮影できるポイントでもある。

 かつての船小屋は、昭和の初期に建てられ、その後何度か手直しされたために形にばらつきがあったが、それがかえって独特の風情を感じさせていた。現在の船小屋は、昭和62 年に当初の船小屋が農道建設のために立ち退かざるをえなくなった時に、民俗資料的価値の高いものを後世に残そうと沖合へ約5mずらして再現されたものである。再現費用は、県からの立ち退きの補償金と船小屋の所有者全員、旧都万村によってまかなわれた。船小屋は現在でも利用されており、採貝・採藻に使われる小型船が舳を揃えて収納されている。

到達記録

 平成28年06月01日他、何度か訪問しました。

 屋那の松原(やなのまつばら)は、島根県隠岐の島町都万にある松林です。

 都万漁港船小屋(つまぎょこうふなごや)は、島根県隠岐の島町都万にある船小屋です。

 丹後にある伊根の舟屋のように住居付きではなく、船の屋根付きガレージの長屋という感じに見えました。現在も現役で活躍中なのだとか。

 現地周辺には出雲大社や美保神社の遥拝所があり、穏やかなで長閑な雰囲気が一帯に広がっていました。

 未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選【都万漁港船小屋】日本の白砂青松100選【屋那の松原】

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