045.舟屋群

公式引用

 舟屋は舟を格納する建物であり、漁業に舟が使用されると同時に建てられたものと伝えられている。又、漁具や漁網の干場にも使用されていた。

 古くは舟小屋に風を入れる為板壁も作らず、藁や古網を吊るした藁葺平屋建てのものであったが、江戸中期に入って半二階となり、明治中期に瓦葺のものが多くなった。更に昭和初期には大部分が二階となり、何時でも舟が出せるように若者が寝泊りし、青年同士の交流をする場となり、これを「若衆宿」と呼ばれた舟屋もあった。

到達記録

 平成23年05月14日、平成28年08月04日他、何度か訪問しました。

 京都府伊根町伊根浦地区は、昭和初期に整備された独特の風景が広がる漁村地区です。

 1階が船の収容スペース、2階が居室になっている独特な建物構造です。まるで海に浮かんでいるような家が200軒以上、連なっており一見の価値があると思います。

 元々、伊根湾は日本海側では珍しい南向きの天然の良港で現在も漁業が活発です。また近年は観光業を主にした海上タクシーやアクティビティなども増えているようです。

 日本の旅先百選【伊根町の舟屋群】未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選【舟屋群】日本の渚100選【伊根湾舟屋群】重要伝統的建築物群保存地区【京都府伊根町伊根浦】

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