035.富山の和漢薬のかおり

公式引用

 和漢薬の調剤等によるにおいが、市内の多くの場所で感じられる。

到達記録

 平成22年10月16日、平成29年05月25日他、何度か訪問しました。

 和漢薬(わかんやく)は、和薬と漢薬の総称です。

 白壁の土蔵造りに「越中反魂丹」の暖簾が目印の池田屋安兵衛商店さんが代表的な和漢薬の店舗です。

 周辺一帯、和漢薬の店舗が並んでいたそうですが、明治維新によって西洋医学が流入し、流れが変わり、和漢薬で得た財で銀行など他業種にビジネス展開していき町並みが変わっていったと現地の老齢な営業マン。

 元禄03年(西暦1690年)、江戸城内で激しい腹痛に襲われたとある大名に、越中富山藩第2代藩主・前田正甫(まえだ まさとし)が、和漢薬「反魂丹」を与えた所、すぐに治ったとのこと。周りにいた大名たちはこぞって自領でも販売して欲しいと、依頼したそうな。これが全国的に「越中富山の薬売り」が知られるようになるキッカケのイベントでした。なのでこの前田正甫さんは、「売薬業発展の礎」と呼ばれているそうな。

 かおり風景100選【富山の和漢薬のかおり】

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