035.北前船主の集落

公式引用

 北前船とは、江戸時代の後半から明治中期にかけて大阪と北海道を往復した日本海側の不定期便の商船のことで、米のみならず、海産物や農産物を運び当時の経済に大きな影響を与え、特に日本海側の各地には多大な財と文化をもたらした。

 具体的には北海道からニシンを、関西からは生活物資を運び、立ち寄る日本海側の港で商いを繰り返しながら、船主たちは巨大な富を築きあげた。また1航海1千両とも云われ、船主の多くは北陸地方から輩出し、中でも加賀市橋立町は明治・大正時代「日本一の富豪村」と言われるほどその地域が栄え、船主のふる里として大いに賑わった。

到達記録

 平成24年04月28日、平成27年07月22日、令和03年09月09日他、何度か訪問しました。

 石川県加賀市加賀橋立(かがはしたて)地区は、 江戸時代後期から明治時代中期にかけて活躍した北前船の船主、船頭、船乗りの居住地として栄えた地区です。

 赤茶色の瓦葺き屋根と笏谷石(しゃくだにいし/青緑色で、水に濡れると深い青色に変化する柔らかい石)で造られた石垣が特徴的でした。

 未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選【北前船主の集落】重要伝統的建造物群保存地区【石川県加賀市加賀橋立】

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