087.カグラサン

公式引用

 江戸時代の後期(明和年間:西暦1764年〜1772年)に“ヨコオグン(佐賀県呼子の捕鯨集団【呼子群】か?)”と称する捕鯨集団が、柏崎(現五島市三井楽町柏)に大規模な捕鯨基地を開設し、その際に整備されたと伝わる、鯨の引き揚げに用いた9基のろくろ台(国文学研究資料館に絵図『鯨絵巻・上』が所蔵)のうちの現存する1基が柏の『カグラサン』である。

 柏漁港の整備により周辺の埋立が行なわれた現在も、地域の象徴、漁港のシンボルとして地域住民により大切に保存されている。なお、『カグラサン』という名称は、ろくろの使用時の動きが神楽舞に似ていたからと伝わっている。

 建造時期:江戸時代後期(伝18世紀後半)。

到達記録

 平成30年01月02日に訪問しました。

 カグラサンは、長崎県の五島列島福江島にある捕鯨解体場跡地です。

 平成30年01月02日に訪問した際は、一泊二日の駆け足上陸でした。地元民の認知度は低く発見に多少手間取りました。

 五島列島はかつては捕鯨が盛んに行われていたことが窺えますが、現在の五島列島の近海では鯨が獲れないようです。

 未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選【カグラサン】

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