042.琵琶湖の伝統的漁法

公式引用

 「えり」には、湖上に設けられる規模の大きなものと川や沼の葦の生えている所に設けられる小さなものがある。魚の習性を利用した「待ちの漁法」といわれ、春から夏にかけて琵琶湖の岸辺には産卵のため、あるいはエサを求めて、コイ、フナ類、アユ、モロコ、その他多くの魚たちがやってくる。

 こうした魚たちをうまく誘導し、ついには「つぼ」と呼ばれる畳1枚の広さに満たないところへ閉じ込めてしまう定置性の漁具が「えり」である。琵琶湖では古来より営まれてきた漁法の一つでもある。

到達記録

 平成24年01月01日、平成28年08月18日他、何度か訪問しました。

 上の写真は現地で撮影したもの、下の写真は琵琶湖博物館にある模型での解説です。とてもわかりやすいです。

 未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選【琵琶湖の伝統的漁法(えり)】

公式引用

 河川において扇形に簀を設置し、川をのぼってきた魚(主に琵琶湖から遡上するアユ)を川岸にあるカットリグチまたはアンドンと呼ばれる部分に誘導し魚を採る漁法で、毎年3月中旬〜8月上旬に琵琶湖に注ぐ主要な一級河川で操業される。

 簗は、琵琶湖に注ぐ一級河川(和邇川、愛知川、芹川、天野川、姉川、高時川、田川、塩津大川、知内川、石田川、安曇川等)に、簗(やな)漁業に必要な漁業権免許または漁業許可が設定されている。

到達記録

 平成31年04月15日他、何度か訪問しました。

 安曇川で撮影しました。基本的に現地では、関係者以外立ち入り禁止となっております。

 ※当然ですが、了承を頂いた上で見学と撮影を行いました。

 未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選【琵琶湖の伝統的漁法(簗)】

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