薩摩川内市入来麓

到達記録

 平成27年01月03日、平成30年12月30日、令和04年01月04日他、何度か訪問しました。

 薩摩川内市入来麓(いりきふもと)地区は、鹿児島県薩摩川内市入来にある伝統的建造物群保存地区です。

 薩摩川内市入来麓地区は、清色城の城下町として発展した地区です。当地区は、日本100名城【鹿児島城】と出水麓(重要伝統的建造物群保存地区【出水市出水麓】)の中間点に位置しており、100を超える麓の中でも重要視された拠点と思われます。

 江戸時代、一国一城令がありましたが、薩摩藩は、外城(とじょう)制と呼ばれる各領地の中心地に「これは城ではない」と言い張った山城を築き、その麓に城下町を整備しました。

 実質的に「麓」は防御拠点であり、戦力の配置であったと言えます。その外城制の結果、誕生した武家屋敷群が鹿児島では多数残っています。

 清色城跡の登城路を造っている断崖絶壁の切通しは一見の価値ありです。これを城じゃないと言い張った薩摩武士は流石だな、と思いました。

 重要伝統的建造物群保存地区【出水市出水麓】【南九州市知覧】【南さつま市加世田麓】なども薩摩藩の代表的な麓です。

 重要伝統的建造物群保存地区【薩摩川内市入来麓】

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