出水市出水麓

到達記録

 平成27年01月02日、平成30年12月30日他、何度か訪問しました。

 出水市出水麓(いずみふもと)地区は、鹿児島県出水市出水にある伝統的建造物群保存地区です。

 出水市出水麓地区は、出水城の城下町として発展した地区です。当地区は、肥後国との国境に位置し、安全保障上の重要拠点でした。

 江戸時代、一国一城令がありましたが、薩摩藩は、外城(とじょう)制と呼ばれる各領地の中心地に「これは城ではない」と言い張った山城を築き、その麓に城下町を整備しました。

 実質的に「麓」は防御拠点であり、戦力の配置であったと言えます。その外城制の結果、誕生した武家屋敷群が鹿児島では多数残っています。

 碁盤目状に整備された町割りに、石垣や生垣が並んでいる姿は見事です。

 重要伝統的建造物群保存地区【薩摩川内市入来麓】【南九州市知覧】【南さつま市加世田麓】なども薩摩藩の代表的な麓です。

 重要伝統的建造物群保存地区【出水市出水麓】

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