085.木坂の藻小屋

公式引用

 木坂地区には対馬の一の宮「海神神社」があり、神地として往古より著名であり、神功皇后がこの地に立ち寄られ伊豆山の麓に幣を捧げ、三霊を拝されたと伝えられる。八幡宮の起源は対馬の木坂とされている。

 藻小屋は浜石を積み上げ屋根を葺いたものである。対馬の海岸の村々では晩春の頃、舟を操って「藻きり」をしたり、海岸に漂着した寄り藻を乾して、畑の肥料としたもので、この藻を貯える納屋を『藻小屋』と呼んだ。別名「舟屋」とも称したのは、舟を使わない時はこれに格納したからである。藻小屋(舟屋)は、対馬の西海岸に多く存していたが、復元し保存しているのは、木坂の藻小屋だけである。(昭和63年に4棟復元、2棟は建造時期不明)

到達記録

 平成24年05月30日に訪問しました。

 木坂の藻小屋(きさかのもごや)は、対馬市峰町木坂17-1にある畑の肥料にする藻を貯蔵した納屋です。

 藻を畑の肥料にするのは漁村ならではですね。船の格納にも利用されたとのことですが、当時の漁船はかなり小さかったことが伺える入り口ですね。

 未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選【木坂の藻小屋】

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