047.住吉神社の能舞台

公式引用

 明石海峡を望む住吉神社は、屏風が浦海岸の西端の丘陵地に建ち、海に向かってそびえ立つ鳥居からの眺望が素晴らしい。4世紀頃神功(じんぐう)皇后が朝鮮半島への遠征途中に播磨灘で暴風雨に遭い、この海岸に立ち寄って住吉大明神に平穏を祈願したところたちまち悪天候が収まったので、皇后が住吉大明神を祀ったのがこの神社の始まりとされ、漁業漁村と密接に関わる海の神を祀る神社である住吉神社発祥の地といわれている。

 境内には明石城主小笠原忠真が江戸時代に建立した能舞台があり、明石市内で唯一残存する能舞台として、昭和51年(1976年)に明石市有形民俗文化財に指定された。この能舞台では、明治時代までは祭礼や雨乞いのときに能が、また大正時代には春祭りに狂言が奉納されてきたが、昭和12年(1937年)を最後にながらく中断していたのを氏子や愛好家によって昭和49年(1974年)から復活し、以来毎年5月1日に能楽会が上演されている。

到達記録

 平成23年04月02日、令和元年11月12日他、何度か訪問しました。

 住吉神社(すみよしじんじゃ)は、兵庫県明石市魚住町中尾1031にある神社です。

 旧県社の社格があり、境内は広く、住吉公園として漁港と繋がる形で整備されていました。また現地には立派な藤棚がありました。5月には良い香りが広がっていそうです。

 未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選【住吉神社の能舞台】

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