064.常光寺境内の河内音頭

公式引用

 「河内音頭」は口説きの形式の盆踊り唄で、日本を代表する音頭。多くの流派があり、現代的なスタイルでも演じられるが、常光寺は、河内音頭の原型である正調流発祥の地。

到達記録

 平成25年03月24日、令和06年08月24日に訪問しました。

 常光寺(じょうこうじ)は、大阪府八尾市本町5-8-1にある臨済宗南禅寺派の寺院です。

 常光寺は、奈良時代に行基が創建したと伝承があり、おおさか十三佛霊場5番札所【常光寺】の古刹です。現地には「河内最古之音頭発祥地」の石碑があります。

 河内音頭(かわりおんど)は、大阪を代表する盆踊りで、「洋楽と浪花節が融合した語り芸」とも言われています。

 決まった楽譜や歌詞がなく、即興で読み上げるのだとか。エレキギターなど洋楽を用いた演奏が行われるのも盆踊りとしては稀有な例です。

 常光寺では、毎年、8月23〜24日の2日間、地蔵盆踊りが開催されます。そこでは、河内音頭の原型ともいわれる「流し節」を聴くことができます。

 約600年の歴史がある「流し節」では洋楽は使わず、和太鼓が使われています。その後、エレキギターなど洋楽器が登場しアップテンポな盆踊りになります。

 残したい日本の音風景100選【常光寺境内の河内音頭】

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