100.魚垣

公式引用

 魚垣のある下地島は、沖縄本島から南西320kmにある宮古諸島の1島で、宮古島本島から、西へ高速艇で15分程度にある島が伊良部島で、下地島はこの伊良部島と橋でつながっている。

 魚垣がある場所は、島の西部に広がる佐和田礁湖にある。約2km以上続く遠浅の海岸で、景勝地としても知られている。

 この漁法は海から岸の方向へ両手の如く放射線状に石を積み、魚の逃口を1ヶ所造っただけである。石垣は波に崩れないため二重積みし、垣根の高さは水深に合わせてある。これは祖先が実生活より得た知識と経験を根底として日毎に築き上げ、積み重ねた生活の知恵である。「ナガキ」は歴史遺産・文化遺産として極めて価値の高い物といえる。

到達記録

 平成24年11月29日、令和元年05月22日他、何度か訪問しました。

 魚垣(ながき)は、沖縄県宮古島市下地島にある漁業文化財の一つです。

 魚垣は、「うおがき」と読むのかと思ったら「ながき」と読むそうです。現在の魚垣は、西暦1850年頃、善平マツなる人物が整備したのが始まりと現地では伝えられていました。

 平成24年11月29日に初訪問した際は、満ち潮だったのですが、海水に並ぶ石垣が見て取れます。設備さえ出来ていれば、毎日、労無く魚を食べれますね。

 令和元年05月22日に再訪問した際は、下地島の空港がオープンした為か、魚垣まで車で移動することが出来なくなっていました。

 未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選【魚垣】日本の渚100選【佐和田の浜】

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