069.安戸池

公式引用

 安戸池は明治時代までボラ漁(中高網)が盛んだった。昭和03年(1928年)に野網和三郎によりここでハマチ養殖が始められた。

 野網和三郎(明治41年−昭和44年)は、父佐吉の理解と協力を得て、昭和03年、遂に安戸池でハマチ養殖の事業に成功した。彼によるハマチ養殖は香川県漁業の主幹漁業となっただけでなく、今日の世界各地で行なわれている海面魚類養殖業の礎となった。

 また、安戸池は引田の新名所となり、昭和20年代には安戸池の観光化が進み、ハマチ釣り、海女の実演や遊覧船、周辺には旅館もあった。最盛期の昭和30年代には1日に1,000人もの観光客が安戸池に足を運んだといわれている。

 平成16年5月下旬には海と魚の漁業体験学習施設「マーレリッコ」が完成し、同年10月の第24回豊かな海づくり大会において、同施設に天皇、皇后両陛下が行幸啓された。

到達記録

 平成24年04月21日、平成30年05月19日他、何度か訪問しました。

 安戸池(あどいけ)は、香川県東かがわ市引田4373にある釣堀です。

 釣り好きな方には楽しい場所かも。釣堀でありながら、ルアーで普通の釣りが出来る池のような海、と表現するとよいでしょうか。

 日本で初めてのハマチの養殖が行われた場所として知られています。

 未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選【安戸池】

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