049.由良港と成ヶ島

公式引用

 由良港の歴史は非常に古く、日本書紀「応神天皇三十一年の条」に「由良の門」という名称で記されている。また、由良の町の南部に位置する生石山に鎮座する出石神社は、日本書紀に鎮座の伝説が記されており、大漁と海上安全の神様として根強い崇敬を受けている。

 由良港は、成ケ島が長大な防波堤の役割を果たしていることから、天然の良港となっている。また、地理的に大阪湾や瀬戸内の要衝であることから、慶長18年(1613年)成山城を池田忠雄が築城したのを始まりに、由良は城下町として栄えた。しかし、寛永8年(1631年)からいわゆる「由良引け」で洲本へ政庁が移り、城下町としてはさびれていった。その一方で参勤交代の際の寄港地として発展していき、江戸時代には新川口と今川口の2つの港口が掘削された。今川口は、時の藩主蜂須賀公の御座船を通すために拡幅され、現在の由良港の姿になった。

到達記録

 平成25年02月03日、平成30年05月19日、令和04年10月21日他、何度か訪問しました。

 成ヶ島(なるがしま)は、淡路島から沖合い100mにある南北に細長い島で渡し船で2分で上陸できる身近な離島です。成ヶ島の内側に当たる由良湾ではハマチの養殖が行われているのだとか。

 現地では、成ヶ島渡船の船着場があり一般の観光客でも大人300円(往復券)で渡れます。10〜15分の行程で山頂の展望台に辿り着きます。見下ろせる淡路橋立が大変美しいです。

 未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選【由良港と成ヶ島】

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