020.岩船地蔵尊

公式引用

 岩船漁港の西側の海に突き出た岩場が地蔵堂の境内であり、御本尊の木造地蔵像は室町期の作と伝えられ、海上安全、五穀豊穣等の守り本尊として漁業者をはじめ近郷の人々の信仰を集めている。

 御本尊は、昔(建治元年1275年)、「大和の国飛鳥の里、春日の宮に安置されていたが、時の中納言藤原兼貞が、ご本尊及び75柱の霊神を奉じて東国辺土遊航の途中、台風に遭い、当浦釣師に漂着した。

 朝になり、風波が静まると船は大きな岩と化して海上に浮かび、また、尊体安置を示唆する霊巌も同時に出現したので、兼貞はその奇端に感じて里人と相談し、ここに堂宇を建てた」とされ、また75座の神々は近接の各地区内に鎮座されたと伝えられている。

 毎年、8月23日・24日は縁日が開催され、近隣から多数の人々が訪れる。

到達記録

 平成24年10月21日、令和元年12月31日他、何度か訪問しました。

 国道128号線から、海岸線に向かって小道に入ります。そこさえ間違えなければ自然と辿り着けると思います。

 小さな漁村の信仰を今に伝える良い場所でした。

 未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選【岩船地蔵尊】

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