018.山本家住宅

公式引用

 山本家は鹿島灘に近い神之池畔にあり、江戸時代中期以降名主をつとめ、地引き網漁の網元でもあった。住宅の建設年代ははっきりしないが、手法より見て18世紀前半と考えられている。

 寄棟造、茅葺で、間口10件余、奥行き約5間半の南正面東寄りに突出部を付けた曲屋で、正面及び西側面が軒下の張り出したせがい造りになっています。突出部のある部分が土間で、奧の方には部屋が設けられている。

 漁家で重要文化財に指定されているのは山本家を含めて4件(ほかに旧作田家住宅、谷山家住宅、早川家住宅)しかない。寄棟造り、茅葺きの曲がり家形式はこの地方独特の建築様式で、その特徴を今に伝えている。

到達記録

 平成24年10月23日に訪問しました。

 漁業文化財というよりも古い住宅、といった印象です道路沿いにあり、発見しやすいです。

 未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選【山本家住宅】

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