316.祇園祭に行こう!【前祭】


 平成28年07月14日です。


 京都府民ですが、人混みが苦手で祇園祭には学生の頃以来、長い間行っていませんが、昨年、祇園祭の山鉾に御朱印があるのを知って、今年こそは!と思っていました。

 長刀鉾(なぎなたほこ)で御朱印帳の在庫を聞いてみましたが、早々に売り切れていました。長刀鉾のスタッフの方から専用の御朱印帳は東急ハンズに売っている、と教わり行ってみるものの、東急ハンズも売り切れており、ウロチョロして大垣書店にて発見、購入しました。

 一冊1200円とお手頃価格でしたが、休み山まで掲載されており柄も良い御朱印帳です。


 祇園祭には、鉾建てからの巡行があります。それが前祭(さきまつり)と後祭(あとまつり)の2回に別れています。

 前祭は、例年07月10日〜14日に山鉾が建てられ、07月14日〜16日宵山が御朱印を頂けます。07月17日が山鉾巡行です。

 長刀鉾(なぎなたほこ)です。「くじ取らず」として毎年必ず先頭を行く鉾です。


 函谷鉾(かんこほこ)です。「くじ取らず」として鉾では長刀に次いで2番目に行く鉾です。

 今の世の中だと、くじ引きで順番を決めるのが一般的ですが、京都らしいというか、公平性より前例が重んじられて、長年の伝統がしきたりとなって残っているのです。


 菊水鉾(きくすいほこ)です。名水・菊水井に因んだ鉾です。


 山伏山(やまぶしやま)です。山伏に因んだ鉾です。

 それぞれの山鉾では、粽(ちまき/食べ物ではなくお守り)や手拭い、扇子、絵馬、お守りなど色々売っていたり、宝物の展覧をしていたりします。


 車輪に菊の紋が付いている山鉾もあったりします。


 占出山(うらでやま)です。神功皇后が肥前国松浦で鮎を釣って戦勝の兆としたという逸話に因んだ鉾です。


 霰天神山 (あられてんじんやま)です。京都の大火を霰で沈めた天神に因んだ鉾です。

 この辺りでポツポツ雨が降って来ました。この時期の京都は本当に蒸し暑いんですよね。もう汗だくでした。


 放下鉾(ほうかほこ)です。操り稚児人形「三光丸」が乗っている鉾です。

 もう妻が我慢できずに出店で売っていたビールを飲み始めます。今回は私も電車で来ているので飲めます。hehe...


 郭巨山(かっきょやま)です。貧困に苦しんだ郭巨が子を捨てようとしたところ土中から黄金の釜が出てきた故事に因んだ鉾です。

 こちらは山鉾と御朱印を頂ける場所が道路の対面となっていたので、後ほど御朱印を頂きました。


 蟷螂山(とうろうやま)です。住所も蟷螂町です。


 御朱印もカマキリです。からくり仕掛けの「大かまきり」が乗っている鉾です。


 四条傘鉾(しじょうかさほこ)です。赤熊(しゃぐま)を付けた棒振りとお囃子の行列が一緒に歩く鉾です。


 芦刈山 (あしかりやま)です。大和物語「芦刈」に因んだ鉾です。


 油天神山(あぶらてんじんやま)です。菅原道真に因んだ鉾です。

 ちなみに、それぞれの御朱印(実質的に大半がスタンプ)は、セルフサービスとなっています。墨書きもないので、私は100円置いていますが、任意のお布施なので、10円の人も居ればたまに500円も見かけます。

 全国各地の神社仏閣を1300以上巡った経験則では、朱印+墨書きの相場は300円で2ページ利用だったり特殊な場所や特別な御朱印だと500円や1000円がありました。朱印のみ、セルフサービスとかになると100円、高くて200円が相場と思えます。


 太子山(たいしやま)です。聖徳太子が杉の巨木で六角堂を建てたという故事に因んだ鉾です。


 月鉾(つきほこ)です。月読尊(つくよみのみこと)に因んだ鉾です。


 伯牙山(はくがやま)です。古代中国・周時代の伯牙に因んだ鉾です。


 暑さと空腹に耐えかねて「かふぇよろず」さんに入店です。


 ご家庭でやられている喫茶店かな?オムカレー頂きました。

 妻はオムライスを注文してイマイチだったみたいですけど、私は美味しかったな。ご馳走様です。


 船鉾(ふねほこ)です。「くじ取らず」として前祭の最後を行く鉾です。


 岩戸山(いわとやま)です。「国生み」と「天の岩戸」の神話に因んだ鉾です。


 木賊山(とくさやま)です。シダ植物のトクサを刈る翁に因んだ鉾です。

 御朱印が07月14日14時からの受付になると案内がありましたので後回しにした山鉾です。


 白楽天山 (はくらくてんやま)です。唐の詩人・白楽天が、道林禅師に仏法の大意を問う故事に因んだ鉾です。


 鶏鉾(にわとりほこ/とりほこ)です。船状の鉾で、住吉明神(すみよしみょうじん)が祭られています。


 綾傘鉾(あやかさほこ)です。

 昭和54年(西暦1979年)に復活を遂げた疫病退散の踊りを踊る鉾です。今も休み山と呼ばれる復活を待っている山鉾が2つあります。


 保昌山(ほうしょうやま)です。和泉式部の恋物語に因んだ鉾です。

 こちらだけ少し離れて鉾立されています。


 孟宗山(もうそうやま)です。中国三国志時代の孟宗に因んだ鉾です。

 孟宗山は、交通量の多い烏丸通に面していることから、一番最後の山鉾建てとなっており、07月14日に鉾建てが行われ、御朱印は当日の16時以降〜15日16日しか受けれません。

 こちらで前祭の23の御朱印を頂きましたので、撤退します。本日は17,000歩の行程でした。久し振りに歩いたなぁ。

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