307.関東遠征その14:関東三十六不動尊・満願


 平成28年05月19日です。


 高尾山です。

 高尾山は、東京都八王子市にある標高599mの山です。年間の登山者数は世界一なのだとか。


 色んなルートがあるようですが、今回はケーブルカー一択です。


 ケーブルカーのアナウンスで、日本一急峻なケーブルカーと紹介されていました。


 たこ杉です。

 たこ杉は、樹齢約450年の巨大な杉の木で、根がタコの足のように見えることから名付けられたそう。


 浄心門です。

 浄心門は、高尾山における俗世と聖域の境界線を示す門です。神社の鳥居の形をしています。神仏習合の文化が色濃く残っていることを示しています。


 四天王が守る山門です。


 それぞれが東西南北の四方を守護しており、門をくぐる参拝者を見守っています。

 向かって左が南を守る増長天(ぞうちょうてん)です。剣を持っています。

 向かって右が東を守る持国天(じこくてん)です。独鈷(どっこ)と呼ぶ棒(杖)を持っています。


 門を潜って、向かって左が北を守る多聞天(たもんてん)です。槍を持っています。多聞天は、単体で祀られると毘沙門天となる不思議な仏さんです。

 向かって右が西を守る広目天(こうもくてん)です。筆と軸を持っています。


 四天王門をくぐって境内に入ると、すぐ右手に天狗の像が安置されています。

 高尾山は天狗信仰の山としても知られています。


 仁王門です。

 仁王門の裏側でも阿吽を成す天狗が守っています。


 高尾山薬王院の本堂です。

 本尊は飯縄権現(いづなごんげん)と薬師如来が祭られています。

 薬王院は、寺伝によると、天平16年(西暦744年)に聖武天皇(第45代陛下)の勅願により、行基が開山したと伝えられています。


 関東三十六不動尊霊場8番札所【薬王院】の御朱印を頂きました。


 満願証を持った上機嫌な妻です。


 本堂にも立派な天狗が飾られています。


 こちらにも神式の鳥居がありました。


 本堂の奥にある本社です。


 美しいですね。本社は普通に神社に見える神社建築です。

 本社では飯縄権現が祀られています。この飯縄権現が、そもそも神仏混淆の神様仏様です。


 本社の奥にある奥之院です。

 奥之院は不動堂になっており、不動明王が祀られています。今回は関東三十六不動尊霊場めぐりなのでこちらが霊場本尊かも。


 しばらく山道です。


 標高599m高尾山の山頂です。


 富士山が見えるんですけどわかりますか?肉眼では普通に見えましたが。


 スマホだと遠望は弱いですね。アップにしてみました。


 こんな100景もあるんですね。

 関東の冨士見100景について調べてみると、平成17年(西暦2005年)に、国土交通省関東地方整備局が主催して選定した、富士山への良好な眺望が得られる128景233地点とのことです。

 233地点は、ちょっと数が多いなぁ。もう少し絞ってくれたらやってみたいかもですが。


 境内受付まで戻ってきました。

 参拝客、観光客も大分増えて来ました。


 金色の像があります。八大龍王と呼ばれるもので、八大龍王の池でお金を洗うとどんどん増えていくのだとか。


 手作り感溢れる天狗注意の標識。素晴らしい!

 ご当地の権現力ソフトクリームも頂いておきます。


 たこ杉まで戻ってきました。うん。タコっぽい。


 ケーブルカーに乗って降りました。

 後はSAPAでスタンプをぺったんしながら帰路につきます。


 厚木PAで「西伊豆しおかつおうどん」を頂きます。

 少し遅めの朝食です。ご馳走様です。


 駿河湾沼津SAで昼食に「まぐろづくし丼」を頂きます。ご馳走様です。

 今回は2泊3日1493km、燃費21.2km/Lの旅路でした。

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