306.関東遠征その13:殺生石を見に行こう!


 平成28年05月18日の午後です。


 那須八幡のツツジ群生から少し山を下ると、国の名勝【おくのほそ道の風景地】の構成要素となっている殺生石があります。

 殺生石(せっしょうせき)は、栃木県那須郡那須町の那須湯本温泉付近に存在する溶岩です。暗い雰囲気が広がっていますが、観光客は多かったです。

 現地では、殺生石は名勝ではなく、史跡として案内されていました。国の名勝指定も殺生石単独ではなく、松尾芭蕉の奥の細道に登場した場所26ヶ所がワンセットで指定されており、松尾芭蕉の評価の高さに驚くばかりです。


 湯の花採取場がありました。

 昔の入浴剤はこうして作っていたんですね。


 小さなお地蔵さんが沢山並んでいます。情景から青森県の恐山を連想します。


 教伝地獄と書かれています。


 硫化水素、亜硫酸ガスなどの有毒ガスが付近一帯に噴出しており、「鳥獣がこれに近づけばその命を奪う、殺生の石」とされています。

 有毒ガスの排出量が多い日は、観光立ち入りが規制されているそうです。


 現地には、九尾の狐伝説があります。

 伝説によると、鳥羽上皇(第74代陛下)の寵愛を一身に受けた玉藻前(たまものまえ)という女性がいました。

 鳥羽上皇は原因不明の病で次第に衰弱していきますが、陰陽師・安倍泰成(あべ の やすなり)の占いによって、玉藻前の正体が上皇に災いをなす九尾の狐であると見破られます。

 正体を現した妖狐は、那須高原に逃げ込みますが、追討軍によって打ち取られます。しかし、九尾の狐は死してもなお、巨大な毒石となって強い毒気を放ち続けました。これが「殺生石」です。


 東北自動車道を利用して南下します。

 上河内(かみかわち)SA で昼食にします。栃木だからとW餃子定食を食べたんですが、写真が見当たらずSAの写真のみ掲載です。


 栃木県のご当地ソフトを探しましたが、それっぽいのはレモン牛乳しかありませんでした。


 川越大師(かわごえだいし)です。

 通称・川越大師(かわごえだいし)は、埼玉県川越市小仙波町1-20-1にある天台宗の寺院です。正式名称は、喜多院(きたいん)です。

 前回は参拝は出来ても御朱印を頂ける時間はありませんでしたので、関東三十六不動尊霊場28番札所【喜多院】として再度参拝です。


 関東三十六不動尊霊場10番札所【総持寺】です。

 総持寺(そうじじ)は、東京都西東京市田無町3-8-12にある真言宗智山派の寺院です。


 総持寺は、寺伝によると、明治08年(西暦1875年)に、西光寺、密蔵院、観音寺の三寺が合併して現在の名称となったと伝わります。通称・田無不動尊(たなしふどうそん)です。


 残したい日本の音風景100選【成蹊学園ケヤキ並木】を訪ねます。

 成蹊学園(せいけいがくえん)は、東京都武蔵野市吉祥寺にある小、中、高、大学の一貫校です。成蹊大学は安倍首相の出身校でもあります。


 現地では、場所の確証を得る為に、成蹊学園の門番の方に確認しました。近くに車を停めて、軽く歩いて見ました。

 訪問したのが16時過ぎだったこともあり、すれ違う学生さんも多かったです。忙しない市街地で自然の中にいるような感覚を楽しめます。


 関東三十六不動尊霊場9番札所【金剛寺】を訪ねます。

 金剛寺(こんごうじ)は、東京都日野市高幡733にある真言宗智山派の別格本山寺院です。


 金剛寺は、寺伝によると、平安時代初期に清和天皇(第56代陛下)の勅願により慈覚大師・円仁が開いたと伝わります。通称・高幡不動尊(たかはたふどうそん)です。

 高幡不動尊は、関東三大不動尊の一つです。


 焼肉屋さんかと見間違うようなラーメン屋さんを発見し、入ります。


 二日続けてのラーメンになっちゃった。ご馳走様です。

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