1194.北陸の旅その41:有峰ダムを見に行こう!


 令和07年07月09日08時からのスタートです。


 室堂ターミナルまで徒歩で戻って、立山高原バスです。上りは左側、下りは右側の座席がロケーション良好です。

 遠望ですが、バスの車内から日本の滝100選【称名滝】の案内があります。この距離感だからあまり見えないですね。


 森の巨人たち百選【ブナ平立山のスギ】です。美女平にはブナの原生林や樹齢800年を超える立山杉が広がっており、その中で最大級の立山杉が道路沿いに立っています。


 美女平駅です。往路では気が付かなかった杉が2本。美女杉と名付けられているそう。


 立山駅から移動して、日本の滝100選【称名滝】を訪ねます。

 現地には駐車場から緩やかな登り1,200mの舗装された遊歩道が整備されています。


 称名滝(しょうみょうだき)は、富山県中新川郡立山町にある落差350mの滝です。


 称名滝は、4段瀑で構成されています。4段一括りなら日本一の落差のある滝と言われています。

 称名滝は、1段目70m、2段目58m、3段目96m、4段目126mのダイナミックな滝です。国の名勝及び天然記念物【称名滝】に指定を受けています。


 称名滝は、立山連峰を源流とする滝で、かつて法然が滝音を「南無阿弥陀仏」という称名念仏の声に聞こえた事が滝名の由来だとか。

 この称名橋から滝壺が見れるようになっていますが、雨に打たれているような水飛沫です。


 立山カルデラ砂防博物館に立ち寄ります。


 立山カルデラ砂防博物館は、富山県中新川郡立山町芦峅寺にある富山県立の博物館です。


 基本的に無料スペースでは7基の副堰堤を合わせて108mの高低差を持つ白岩砂防堰堤(しらいわさぼうえんてい)の解説が中心です。無料コーナーにしてはかなりの頑張りです。


 有料スペースは400円です。


 有料スペースでは、立山カルデラの展示と解説になっています。

 立山カルデラは、富山県南東部の立山連峰の西開きのカルデラです。東西約6.5km、南北約4.5km、標高差が500〜1,700mもある巨大なくぼ地です。侵食作用によって出来たと考えられています。


 立山カルデラ内には、かつて立山温泉と呼ばれる温泉旅館が存在しましたが、現在は関係者以外の立入は禁止されているので「立山カルデラ砂防博物館」で日本の地質百選【立山カルデラ】は達成とします。


 恐らく日本全国でここ以外には存在しないと思われる路肩注意の警戒標識です。


 公共建築百選【富山県立山博物館展示館・遙望館】の遙望館(ようぼうかん)です。関連施設ではあるものの公共建築百選で2個1認定は珍しいです。

 正面からの撮影以外は墓地も映ってしまいますので、自粛しました。


 日本百名橋・番外【芦峅寺 布橋】を訪ねます。

 芦峅寺(あしくらじ)布橋(ぬのばし)は、富山県中新川郡立山町芦峅寺を流れるうば堂川(どうがわ)に架かる橋です。


 芦峅寺地区は、立山参詣の玄関口であり、当時、布橋は現世と来世との境とされ、うば堂川が三途の川に見立てられていました。


 女人禁制だった霊山立山の代わりに布橋を渡って極楽往生を願う立山信仰の伝統儀式・布橋灌頂会(ぬのばしかんじょうえ)が行われていたと案内がありました。

 布橋を渡りつつ、ぐるっと一周する形で布橋を横から見れるように道路が繋がっていました。


 公共建築百選【富山県立山博物館展示館・遙望館】の展示館を訪ねます。

 立山博物館は、富山県中新川郡立山町芦峅寺93-1にある博物館です。立山信仰などの文化・民俗や立山の自然について見学・体験が出来ます。


 展示館の設計は、公共建築百選の常連・磯崎新(いそざき あらた)さんの設計です。他に【水戸芸術館】、【群馬県立近代美術館】、【北九州市立美術館】、【アートプラザ】などの設計もされています。


 公共建築百選【富山県立山博物館展示館・遙望館】の顕彰碑は展示館の入口右手側に掲示されていました。


 有峰(ありみね)林道を走ります。2,000円は高いな!


 お目当てはダム湖百選【有峰湖】です。

 有峰湖は、富山県富山市有峰にある有峰ダムのダム湖です。


 有峰ダムは、一級河川・常願寺川水系和田川に建てられた重力式コンクリートダムです。有峰ダムは、北陸電力の発電用ダムです。

 有峰湖には宝来島という名の島が浮かんでおり、かつての山の山頂なのだとか。有峰ダムの完成を記念して建立した有峰神社が鎮座しています。


 展望ポイントにダム湖百選【有峰湖】の顕彰碑があります。お手本のような顕彰碑設置の仕方です。


 有峰ビジターセンターを訪ねてダムカードを頂きます。

 当日のスタッフの方、ちょっと癖強そうな雰囲気出ていますが、お話し好きな方でした。

[前の旅先]を見る [次の旅先]を見る
[旅行記11]に戻る

[旅人の記録]に戻る

[トップページ]に戻る