番外04.木曽の桟

到達記録

 令和06年07月17日に訪問しました。

 木曽の桟(きそのかけはし)は、長野県木曽郡上松町にある上松町道長坂沓掛線(旧国道19号線)の下にある橋跡です。

 「木曽の桟、太田の渡し、碓氷峠がなけりゃよい」といわれた中山道の難所の一つです。

 往年の桟道は険しい岩の間に丸太と板を組み込み、藤づる等で結わえた簡素なものだったようですが、平安時代末期の今昔物語集にも登場しています。慶長元年(西暦1648年)に尾張藩が木橋をかけた石垣を100mに渡って設置しました。

 現在では旧国道19号の下部に江戸時代に整備された石垣だけが残っています。城郭を築く石垣と同じように算木積(さんぎづみ)が見てとれます。現存している部分では、2つの石垣を造ってその間を埋めたように見えます。

 日本百名橋【木曽の桟】

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