108.古座川弧状岩脈

到達記録

 平成28年10月06日、令和05年11月28日他、何度か訪問しました。

 古座川(こざがわ)弧状岩脈(こじょうがんみゃく)は、和歌山県東牟婁郡古座川町などにある岩脈です。

 古座川弧状岩脈は、約1400万年に起こったと言われる紀伊半島の火山活動により形成された岩脈で、東西に約22qに渡って広がっています。

 その代表例が、平成の名水百選【古座川】沿いにある国の天然記念物【古座川の一枚岩】です。古座川の一枚岩は、高さ約150m・幅約800mの一枚の巨岩で、凝灰岩(ぎょうかいがん)という均質かつ硬く固結しているため、風化・浸食せず残ったと考えられています。現在は、道の駅「一枚岩」が整備されており、休憩ポイントにも良いです。

 もう一つの代表例が国の天然記念物【高池の虫喰岩】(たかいけのむしくいいわ)です。正直、じっくり見ていると鳥肌が立つような気持ち悪い岩ですが、流紋岩質凝灰岩が風化して形成されたものです。こちらも道の駅「虫喰岩」が整備されていますが、こちらは寂しい道の駅になっています。

 日本の地質百選【古座川弧状岩脈】

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