013.勝山館

到達記録

 平成30年06月29日に訪問しました。

 勝山館(かつやまだて)は、北海道上ノ国町勝山にある夷王山(いおうざん)中腹に広がる館跡です。

 勝山館は、寛正03年(西暦1462年)頃、武田氏出身の蠣崎信広(かきざき のぶひろ)が築城したとされています。

 発掘調査では数多くの住居や出土遺物のほか、アイヌが使用した骨角器や和人墓と隣接したアイヌ墓が発掘されていることから、勝山館では、敵対的ではない形で本土出身者とアイヌ人が混住していたのではないかと考えられています。

 夷王山は、標高159mの山で、山頂には社がありました。天気に恵まれれば素晴らしいロケーションと言えます。エゾヤマツツジの名所としても有名で満開となる6月には「夷王山まつり」が開催されるのだとか。

 城跡としては、大きな曲輪が空堀によって守られている初期的な山城です。【上之国館跡 花沢館跡 洲崎館跡 勝山館跡】として国の史跡に、また北海道遺産【上ノ国の中世の館(たて)】として登録されています。

 続・日本100名城【上ノ国勝山館】日本名城百選【勝山館】

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