029.樋橋の落水

公式引用

 伊能忠敬旧宅内の用水路から水を落とす樋橋を復元したもの。落水は30分間隔で1日16回行われ、その水音にちなみ「じゃあじゃあ橋」と呼ばれる。市民ぐるみの町並み保全活動がある。

到達記録

 平成22年09月20日、令和元年12月31日他、何度か訪問しました。

 樋橋(とよはし)は、千葉県香取市佐原を流れる小野川にかかる橋です。別名、じゃあじゃあ橋です。

 樋橋は、江戸時代前期に造られた橋で、佐原村用水を橋の下側につけられた樋(とい)を使って、小野川の東岸から西岸の水田に送るための装置でした。

 樋橋は、300年近く活躍しましたが、昭和初期にコンクリート造りの橋になりました。地元住民から情緒溢れるかつての「じゃあじゃあ橋」を懐かしむ声が広がり、平成04年に現在の橋が復活しました。

 毎日09時から17時まで30分に一度落水を見せてくれる非常に観光客に優しいスポットです。

 現地には測量で知られる伊能忠敬の佐原在住時代の家があり、周辺は明治時代から昭和初期にかけての商家や洋風建築などが残っており、重要伝統的建造物群保存地区【香取市佐原】に認定を受けています。

 残したい日本の音風景100選【樋橋の落水】

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