499.日本7周目その57:座喜味城と勝連城


 平成30年06月07日07時からスタートです。


 ホテルをチェックアウトして北上します。


 新・日本街路樹100景【ヤシ並木】です。


 米軍基地沿いを走る国道58号線にあります。


 道の駅「喜名番所」に立ち寄りましたが、当然オープン前ですね。


 座喜味城跡(ざきみじょうせき) の駐車場に到着です。

 茅葺の高倉があります。


 駐車場が狭かったけど、世界文化遺産の構成要件の一つにしては観光客多くないのかな?

 若しかしたら、私が気づかなかっただけで他にも大きな駐車場があるのかも知れませんが。


 早朝の為、私以外は中国人の新婚さんらしきグループが1組だけでした。


 座喜味城跡は、沖縄県読谷村(よみたんそん)にあります。

 アーチ状の城門が美しいですね。


 中国人グループがワーワー言うてますが、気にせず探索していきます。


 実に立派な石垣です。

 現存部分もあるのでしょうが、大東亜戦争末期の沖縄決戦では、日本軍の基地が置かれたり、戦後のアメリカ占領時代は米軍のレイダーが設置されていたとかで、かなりの損耗があったようです。

 主権回復後、復元され、今の美しい姿を取り戻しました。


 石垣の上も一部ですが歩けるようになっていました。


 緑で一杯です。


 流線型の石垣がいかにも琉球スタイルですね。

 本土の城郭とは違う美しさがあります。


 ここからは先は入らないよう案内があったのでアーチの上まではいけないです。

 座喜味城は、私が沖縄の築城家で唯一名前を知っている護佐丸(ごさまる)が建てた城郭です。

 この城跡を見ただけで護佐丸が築城の名手だったことが伺えます。


 中国人グループ、煩いけど、幸せそうなので大目に見てあげましょうね。

 結婚式の撮影スポットとしても人気のようですね。


 本丸跡地でしょうか。


 早朝から大変満足の行く城跡でした。


 読谷村立歴史民俗資料館で、続・日本100名城【座喜味城】のスタンプ回収です。


 勝連城跡休憩所に移動して、続・日本100名城【勝連城】のスタンプ回収です。


 こちらは山城タイプのグスクです。


 勝連城(かつれんぐすく)は、正確な築城時期はわかっていないようです。


 前回の100名城に選ばれなかったのが不思議なくらい美しい山城です。


 先程休憩所で買ったご当地サイダーで早速給水。


 景色は美しいけど、6月の沖縄は本土の人間には既に夏です。


 アーチ状の石垣が美しいです。まさに造形美。


 15世紀、海外貿易により勝連に繁栄をもたらした阿麻和利(あまわり)が居城した城郭です。


 勢力を増す阿麻和利を恐れた、琉球王朝6代目尚泰久王(しょうたいきゅうおう)の前に破れ、勝連城は廃城となったのだとか。


 太平洋を見渡せる素晴らしいロケーションです。


 天気も良いです。


 このロケーションなら、周辺の動きが丸見えですね。


 石垣の上を歩いてみたい所ですが、禁止されていました。


 ウミチムン(火の神/ひぬかん)です。

 ウミチムンとは、「三個のかまど石」を意味する言葉だと解説がありました。


 舎殿の跡地です。

 遺構を見ると、かなり大規模な建築物だったようですね。


 琉球石灰岩による石垣によって曲輪がしっかり守られていますね。


 これは守りやすそうだ。

 こちらは二の曲輪から一の曲輪(一番上の曲輪)を眺めた一枚です。


 圧倒的な防御力。

 ここが一番上の曲輪です。


 先程より更に素晴らしいロケーションですね。


 勝連城も何度も来ていますが、本当に素晴らしい城跡です。

 この美しい城跡をもっと上手にお伝えできれば良いのですが、私には語彙力というものが不足しているようです(笑)。


 玉ノミウヂ御嶽(うたき)です。

 この石灰岩らしき岩がご神体のようですね。

 岩の手前に大きな穴が開いていますが、かつてはここから二の曲輪にあるウシヌジガマと繋がっていて、有事の際の脱出路とされたと案内がありました。

 一の曲輪が包囲されてる時って、二の曲輪には、敵が充満しているんじゃないかな…。


 石垣で作られた階段ですが、傾斜が凄いですね。

 登り難く攻めにくい、その上、雨の多い沖縄では水はけにも有効です。


 肝高の御嶽(きむたかのうたき)です。

 ここは神人(かみんちゅ)と呼ばれる女性祭司を中心に行なわれる行事「ウマチー」の場所で、並んでいる石は、神人が腰掛けた場所だと案内が在りました。

 この並んでいる石を「トゥヌムゥトゥ」と呼ぶのだそうですが、とても発音が難しいですね。

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