509.日本7周目その67:屋久島探索【中編】
平成30年06月13日午前02時、韓国人煩い。深夜は筆談で会話しなさい。 |
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午前04時20分、韓国人4人組の雑談のせいで車中泊でも起こされたわけですが、バスの乗車場では既に担当者が到着しており、荷物を置いて順番取りをするようにと指示されていました。 めっちゃ早起きね。午前5時にバスが出発し30分後くらいに荒川登山口に到着しました。 |
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取り合えず、私は100kgある体重が邪魔をしてスピーディーに動けないので10分ほど一服してから出発します。 周りの人の邪魔になりたくないからね。(後ろから来た人に抜かれる作業は好きになれないからな!) |
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私の記憶が正しければ、屋久島上陸は3度目と思う。 この辺りは歩いたこともあります。 |
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残したい日本の音風景100選【千頭川の渓流とトロッコ】に選ばれているポイントです。 |
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千頭川です。 トロッコ道は、千頭川の横を走ったり横断したりしながら進みます。 |
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トロッコ道は片道8kmちょっとありますが平坦なので私でもそんなに苦労しないです。 経験豊富な旅人ほど、往路は写真少な目、復路に撮りたい写真を撮り放題にするもので、想定外にどんどん若い人を抜いていきます。(あぁ〜!気持ちいい!!/後で抜かし返されます) |
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小杉谷の休憩所です。 小中学校の跡地があったりします。 |
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千頭川の中にツツジが咲き誇っているのが見えますが、上手く撮影できませんね。 |
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平坦(少しだけ上り坂)だとサクサク進めます。 |
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06時50分「楠川別れ」というポイントの一つです。 「白谷雲水峡」からアタックした方はここからトロッコ道になります。「白谷雲水峡」には弥生杉など見所豊富で、健脚な方は縄文杉と雲水峡の両方を一日見て回れます。 |
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そろそろくたびれて来たので、写真撮影を理由に頻繁に休憩を始めます。 デブだから仕方がないのです。 |
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三代杉です。 荒川口スタートだと最初に出会う名前の付いた屋久杉です。 |
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胸高周囲4.4mとされ、倒木更新と伐採更新で3代目の杉が育っているため、三代杉と名付けられた屋久杉です。 詳細は、現地案内板にある通りとしか言えないのですが、根元が空洞になっており、代替わりの更新杉としての特徴がわかりやすいです。 |
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千頭川のツツジが美しい。 |
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大雨が降ったり雪解けのシーズンは濁流になりそうな川です。 |
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仁王杉です。 |
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胸高周囲8.3mの屋久杉です。 仁王像に例えられて名付けられたと推測できますが、近くにあった吽形が台風で倒れ、阿形だけになっています。 |
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トロッコの転回場所のようです。 |
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これは、昭和の名水百選【屋久島宮之浦岳流水】として採用しよう。 |
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07時50分「大株歩道入り口」に到着です。 8km余りのトロッコ道の終着です。 |
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ここには立派なトイレがあります。 |
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水分補給も出来ます。 生水とかそんなのお構いなしにがぶ飲みしちゃいます。 |
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樹齢7,200年というのは流石に盛り過ぎというのが最近の定説です。 ここで一服していると、かなりの数に追い抜かれていきます。みんな元気ね。 |
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よし。歩くか。 |
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名も無き屋久杉さんたちを眺めながら登山道を進みます。 |
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なるほど、屋久杉たちの根の上を歩くのか。 観光客が増えれば増えるほど自然破壊が進むのも頷けます。 |
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翁杉です。 |
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胸高周囲12.6mの大木で樹齢約2,000年だったが、平成22年09月に倒木したのだとか。 |
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ここまで到着したらウィルソン株まではあと少し。 |
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08時30分、ウィルソン株に到着です。 |
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ウィルソン株は、天正14年(1586年)、大坂城築城若しくは方広寺建立の為に伐採されたと言われている切り株です。 ウィルソンというのは、アメリカの植物学者アーネスト・ヘンリー・ウィルソンのことで、大正03年に樹木収集の為に現地調査したことが由来で名付けられました。 |
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ウィルソン株の内部には小さな社が鎮座しています。 湧水が流れ出ており神秘的です。社殿の中やご神体を撮影するのは不敬であったりマナー違反と看做されることもありますが、社殿の撮影は基本的にOKです。 |
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ウィルソン株に入って右下から上を見上げるとハート型を撮影できます。 |
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うん。インスタ映えですね。インスタしてないけど。 |
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ウィルソン株を超えた辺りから本番て感じで、一気に高低差がきつくなり、しんどくなります。 苔は美しい。昔見た「白谷雲水峡」もとても美しかったですが、こちらの方が苦労もありとても美しく見えました。 |
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遊歩道はこれでもかってくらい整備されています。 |
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先ほど、経験豊富な旅人ほど、往路は写真少な目に、復路は写真多めと書きましたが、それは改めます。 しんどくなったら写真撮影という名の休憩を取りながら登ります。これぞ経験豊富な旅人の老獪な戦術です。 |
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でも、ホンマに綺麗でしたよ。この辺で10kmくらいの行程です。 |
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湧水があれば飛びつきます。 |
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ちなみに今回私が用意したのは、500mのペットボトル2つと塩飴と甘い飴と昼食用のパンですが、水は定期的に出会えるのでペットボトル1つでも良かったかも。 |
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09時40分「大王杉」に到着です。 皮剥いだらあかんやろ。それはあかんやろ。 |
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こちらが大王杉です。 縄文杉が発見されるまで、屋久島の大王として君臨した屋久杉です。 |
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胸高周囲11.1mの堂々とした体躯で、樹齢は紀元杉と同じ約3,000年とのこと。 |
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続けて夫婦杉です。 |
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こちらは近くまで近づけないようです。 元々杉は、近くの樹木と融合しやすい性質を持っているようですが、こちらの夫婦杉は、手を繋いだように枝同士ががっつり繋がっています。 ここまで仲良しな夫婦杉は始めて見ました。左の杉の胸高周囲は5.8m、右の杉の胸高周囲は10.9mもあるのだとか。 |
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特に名前は付いていないようでしたが、立派な杉が続きます。 |
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既に復路として歩いている観光客と出会うことも増えており、ゴールが近いことを感じさせてくれました。 正しく、神々が宿っているような御神木の中を踏ん張って歩いている気持ちで、「絶対に諦めへんぞ」と一歩ずつ登って行きます。 |
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「くぐり杉」です。 倒木が息を永らえたのでしょうか。あと少しです。 |
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苔いいなぁ。 |
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足痛いなぁ。 |
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がぶ飲みしたいときぃー! |
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生命力を感じさせてくれます。もう一息。 |
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10時27分、遂についたああああああ! |
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ガッツリ展望台が設置されており、縄文杉に触れることは出来ないようになっていました。 |
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ま、世界自然遺産の代表格なので仕方ないね。 |
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左右に移動して撮影出来るように配慮した展望台だったので良かった。 |
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諦めなかったら、必ず出来る。 何事もどんなに時間がかかっても、どんなに遠回りしても諦めなかったら必ず辿り着ける。良かった。ただ縄文杉を見ただけだけど、見れて良かった。途中で投げ出さなくて良かった。 どんなことも途中で投げ出さないこと。私の旅路にまた素晴らしい記憶が残った。 |
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観光客も大分減った所で、騒がしい集団がいた。 昨夜煩くて私の睡眠を遮った韓国人たちだ。私は少々逡巡しながらも写真を撮って欲しいと伝え、彼らは快諾して、撮影してくれた。 なるほど。仕方ない。昨夜の迷惑はこれで許してやろう。 |
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足の痛みを感じながら下山。 ウィルソン株まで戻ってきた所で、昼食にしまた。 |
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ウィルソン株に入った所で真上を撮影すると、ただの歪な穴でした。 |
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やはりインスタだ。インスタしてないけど。 |
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帰路になると、一泊予定で宮浦岳山頂を目指す人と出会いだします。 |
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トロッコ道まで戻ってきました。 |
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ヤクシカにも出会います。 |
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トロッコが走っているところは見れませんでしたが、上出来な一日でした。 往復22kmでした。温泉施設「まんてん」に浸かって今日はお仕舞いです。観光客の日帰り入浴1,400円はボッタクリと思いましたが、今日は他の温泉を探す元気も残っていませんでした。 |