502.日本7周目その60:糸数城と玉城城


 平成30年06月08日午前09時からです。

 まさかのテキサスホテルで寝坊。

 渡名喜島(となきじま)に行く予定が崩れました。日程的にここしかなかったのに!

 気を取り戻して第二プランである城郭めぐりを行ないます。


 まずは糸数城(いとかずぐすく/いとかずじょう)です。


 糸数城は、沖縄県南城市玉城糸数133にある城跡です。


 現地では城跡すぐの駐車スペースまで車で到達可能ですが、観光地としての整備はされておらず、歩きやすい靴の方が良いでしょう。


 琉球石灰岩を使った石垣が連なっています。


 観光用の順路板や案内板などはありませんでしたので、心引かれるまま探索します。


 本土の城郭で言えば、櫓跡かと思う出張った石垣が見て取れます。


 足元にも沢山の石垣の残骸が転がっています。


 これはもう櫓跡でしょう!


 壮大な城壁に心を奪われます。


 沖縄の城郭は登ると海が見えるのが良いですね。


 ぐるっと一周する石垣は残っておらず、曲線にクネクネしながらも一直線の防波堤のような石垣です。


 築城の歴史などはハッキリしたことがわかっていませんが、14世紀前年の琉球三国志時代の築城と言われています。


 石垣の上も歩けますね。


 かつての城兵もこうやって石垣の上を巡回して警備していたのでしょうか。


 観光バスなども来ないので、観光客は少ないと思います。当日も私だけで自然の音だけが届く素晴らしい空間です。


 石垣の門は、他の部分の石垣のように野面積みではなく、切石での布積みで作られていますね。


 ここまで戻ってきて、足元に石垣の上登るなと書いてある案内板を発見しました。

 後の祭りではないか。


 崩落の危険があるとのことなので、気を付けて下さい。案内板、小さかったです。


 ぐるっと周れましたし大満足です。


 続いて玉城城(たまぐすくぐすく/たまぐすくじょう)です。


 玉城城は、沖縄県南城市玉城にある城跡です。


 標高約180mの丘陵に築かれた城跡で国の史跡に指定されています。


 岩をくり貫いたアーチ門です。


 天つぎあまつぎ御嶽があります。


 城壁には簡易の柵がある程度です。


 あー天気の良い日の沖縄の海って本当綺麗だなぁ!


 この城跡も素晴らしいロケーションです。


 城内の石垣は大分崩壊していますが、先々復元保存するのかな?


 防衛側が石垣の上から矢を射れるような構造ですね。


 このアーチ門、ハート型に見えなくもないですね。

 将来的に恋人の聖地の認定を受けるかもしれません。


 アーチ門から城下を眺めると、歩道を歩いていた小学生たちが手を振ってくれました。

 おぢさんも振り返してあげました。

 清々しい気分だ。

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