307.秩父遠征その2/秩父三十四観音霊場【前編】


 平成27年05月04日。

 早速、秩父に入ります。


 秩父巡礼は、午前8時から納経時間になるのですが、到着したのは9時25分。既に納経帳が幾つか減っていました。

 大判の御朱印帳が無くなっていました。皆さん気合入ってますね。


 一番札所、誦経山(ずきょうさん)四萬部寺(しまぶじ)です。

 住職さんも手馴れたもので色々と情報を頂きました。羊山公園の「芝桜」で一番渋滞する時期だとか。

 どの道、京都から遠征している私たちには、明日にしても明後日にしても「芝桜」シーズンなので余裕の順打ちを狙います。


 二番札所、大棚山(おおだなさん)真福寺(しんぷくじ)です。

 こちらは無人の札所です。


 二番札所の御朱印を頂ける光明寺(こうみょうじ)です。


 三番札所、岩本山(いわもとさん)常泉寺(じょうせんじ)です。

 井戸があって、そこの水は長命水と呼ばれているとか。


 四番札所、高谷山(こうこくさん)金昌寺(きんしょうじ)です。

 立派な仁王門が出迎えてくれます。至る所に石仏があります。千三百体あるとか。


 五番札所、小川山(おがわさん)語歌堂(ごかどう)です。

 満開の藤が出迎えてくれます。境内中を甘い香りが漂っています。


 五番札所の御朱印を頂ける長興寺(ちょうこうじ)です。

 こちらにも藤がありましたが、猫ちゃんの臭いの方が強かったです(笑)。


 六番札所、向陽山(こうようさん)卜雲寺(ぼくうんじ)です。

 五番札所からは七番札所をスルーする形で六番札所に向かう形となります。軽く乱取りしたくなる気持ちを抑えて順打ちを続けます。

 この辺りで先行されていた巡礼者に追いつき始めます。特段急いで周ってるわけではないですが、渋滞回避の為、カーナビに誘導されていない道を選んでいるので追いついたのでしょう。


 七番札所、青苔山(せいたいさん)法長寺(ほうちょうじ)です。

 六番札所から戻ってくる形になります。駐車場がとても広く安心です。


 真っ白なツツジが満開でした。


 八番札所、清泰山(せいたいさん)西善寺(さいぜんじ)です。


 境内の中心にある埼玉県指定天然記念物のコミネモミジです。

 樹齢約560年、幹囲り2.9m、樹高9mの大木です。青々しい新緑が美しい。紅葉のシーズンも見てみたいですね。


 西善寺の門前に広がる麦畑の手前に咲く菖蒲。

 ここから九番札所に移動するのも裏道を利用。主要道路は渋滞が凄かったです。恐らくここで当日の巡礼の先頭に立ったと思います。後は一部の寺院を除いて巡礼者を見かけなくなりました。


 九番札所、明星山(みようじょうさん)明智寺(あけちじ)です。


 見事なツツジが咲き誇っていました。

 巡礼中、甘い香りで誘う花々と至る所で出会えるこのシーズンを選んで良かったと思います。


 これは何ていう花かな?


 十番札所、万松山(ばんしょうざん)大慈寺(だいじじ)です。

 びんずるさんがいました。頭をなでなでしました。


 十一番札所、南石山(なんせきざん)常楽寺(じょうらくじ)です。

 僕たちが到着したのは11時40分頃で良かったのですが、書置きがあり、12時から13時は納経対応されていないようです。

 自転車巡礼などの場合、納経対応されていない時間帯に当たりそうですね。これから行かれる方は注意ポイントだと思います。


 桜並木を抜けて、白い藤が出迎えてくれます。


 十二番札所、仏道山(ぶつどうさん)野坂寺(のさかじ)です。


 納経所の前にも立派な藤棚があります。


 納経所の逆側にも立派な藤棚があります。今回の巡礼で一番立派だったかも。日本のかおり風景100選に選ばれてもおかしくないレベルですね。


 十三番札所、旗下山(きかざん)慈眼寺(じげんじ)です。

 秩父鉄道・御花畑駅の近くにあり、芝桜の丘を目指す人たちが溢れかえった道路を抜けなければなりませんでした。


 秩父の寺院は藤棚が流行っているのでしょうか。至る所で見かけます。

 こちらの寺院を参拝した直後、小雨が降り始めました。


 十四番札所、長岳山(ちょうがくさん)今宮坊(いまみやぼう)です。

 雨が止むまでこちらの駐車場でサンドウィッチで昼食です。すぐに止んでくれて助かりました。


 十五番札所、母巣山(ははそさん)少林寺(しょうりんじ)です。

 明治11年の秩父大火で消失した歴史を教訓に、本堂が白漆喰塗りの耐火構造で土蔵造りです。


 色取り取りの牡丹が咲いています。

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