282.奈良の寺院巡り


 平成24年08月12日。

 大和十三佛霊場の巡礼を続けます。

 円成寺(えんじょうじ)は、奈良市忍辱山町(にんにくせんちょう)にある真言宗御室派の寺院です。明治時代の廃仏毀釈で衰退したそうでこじんまりとした寺院でした。


 新薬師寺(しんやくしじ)は、奈良市高畑町にある華厳宗の寺院です。本尊は薬師如来です。

 小さな寺院ですが、奈良時代の十二神将像は必見の価値があります。僕の干支である酉だけは、武器を持っていませんでした。どうやら素手で戦うのだそうです。

 拝観料はやや高めですが、お勧めの寺院です。


 長岳寺(ちょうがくじ)は奈良県天理市柳本町にある高野山真言宗の寺院です。本尊は阿弥陀如来です。

 本堂には、飼われているのであろう猫ちゃんがゴロゴロお昼寝中でした。

 花の寺として知られていますが、夏なので咲いていたのは百日紅(さるすべり)くらいでした。


 安倍文殊院(あべもんじゅいん)は奈良県桜井市にある華厳宗の寺院です。本尊は文殊菩薩です。

 日本三文殊に数えられる寺院です。こちらは拝観料を払うと抹茶のサービスがあります。

 真夏になんてサービスをしやがるんだ・・・!汗が吹き出て来ました。秋から冬の拝観をお勧めしたいと思います。

 こちらの本尊は、高さ7mの巨大な文殊菩薩です。大きな獅子に乗っており、大迫力です。


 続けて奈良にある新西国三十三箇所霊場と大和十三佛霊場の攻略に向かいます。

 飛鳥寺(あすかでら)は奈良県高市郡明日香村にある寺院です。蘇我氏の氏寺で、開基は蘇我馬子と言われています。日本最古の本格的寺院でもある法興寺の後身でもあります。


 本尊は「飛鳥大仏」と通称される釈迦如来です。日本最古の大仏さんだとか。

 飛鳥大仏の特徴は、面長の顔立ちです。確かに奈良の大仏さんはもっと丸いですよね。


 橘寺(たちばなでら)は、奈良県高市郡明日香村にある天台宗の寺院です。

 寺名は、第11代垂仁天皇の命により不老不死の果物を取りに行った田道間守が持ち帰った橘の実を植えたことに由来するとか。

 こちらの梵鐘は自由につけます。勿論、撞かせて頂きました。


 小房観音(おふさかんのん)は、奈良県橿原市小房(おうさ)町にある寺院です。


 バラの庭園で知られている寺院です。今回の訪問では「風鈴まつり」開催中でした。


 真夏なのでバラは楽しめなかったですが、風鈴の音色が心地よかったです。


 當麻寺(当麻寺/たいまでら)は、奈良県葛城市にある7世紀創建の寺院です。

 本尊は、当麻曼荼羅(たいままんだら)です。境内には、日本最古と銘打たれた梵鐘や石燈籠がありました。


 當麻寺の宗派は高野山真言宗と浄土宗の並立となっています。珍しいですね。

 御朱印は一年毎の交代に入れ替わるそうで、真言宗は曼羅と書き、浄土宗は曼羅と書きます。今年は見ての通り、真言宗の年でした。

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